モジュラー・パンプトラック

モジュラー・パンプトラック

パンプトラック ってなんだ?

パンプトラック とは本来BMXコースで土で凹凸のあるコースのことであったが、モジュラー・パンプトラック はそれを組立式にした画期的な製品である。

2015年のはじめ、モジュラーパンプトラック のことを知るまで、正直に告白すれば”パンプトラック ”という言葉を知らなかった。Youtubeでみた映像からたどり着いたのがBikeparkitect(チェコ、現在はスイスPerkitect社)だった。

創業者のエリックはカナダ人でイタリアにマウンテンバイクの修行にきて、そこからチェコに移りモジュラーパンプトラック を開発したとのこと。まずは実際に商品を輸入して組み立てて皆で試した。面白かったので事業としてやろうと言うことになり、チェコで開催されるディーラーミーティングに参加して正式に一員となった。2019年にディーラーミーティングが開催されたが、顔ぶれが変わったりしていたが、各国の取り組みはそれぞれ興味深い。

イメージを掴むのにいいかと思い、簡単に紹介動画をまとめてみた。

モジュラーパンプトラック 、その魅力は?

とても斬新なアイディアで高品質でクールな製品だと思っている。冷静にその魅力は何かと考えてみた。

  1. 組み立て式で移動が簡単、レイアウトは無限。
  2. ホイールがついていれば何でも利用可能。
  3. 高い耐久性、メンテナンスフリー。

基本パーツは8種類。組み合わせ方により無限にレイアウトできる。最小のレイアウト(スピードリング)は34のパーツを使うが、その後にパーツを足していけば拡張は可能であり、ある一定のパーツ数を揃えればいくつかのレイアウトが可能になる。基本レイアウトはあるが個別に設置したい場所の図面があれば、敷地に合わせてレイアウトを設計することが可能だ。最終的にはCADデータで確認するのだが、秘密兵器の木製の模型はとても重宝している。

もっとも気に入っている点は、ホイールがついていればジャンルを問わずに”一緒に楽しめる”こと。スケートボードのお父さんとBMXのお子さんが同時に楽しめるのは楽しい。異種格闘技戦的な交流ができることが面白い。

屋外に置きっ放しでも問題ない。年に1、2回メンテナンスをすれば尚いい。設置面は水平がいいが、芝生でもコンクリートでも砂浜でも設置できる。

その可能性は?

最小のレイアウト(スピードリング全長34m)の購入価格は約350万円(送料込み)になる。課題はどのような使い方をするかだ。ディーラーミーティングでも専ら話題はここになる。各国をみて一番多いケースはイベントの利用。その機動力は最大の武器なのであろう。その次は公共施設として設置して無料開放だ。そのためディーラーには公園の遊具などを取り扱っている会社が多い。リスクに対する考え方の違いに差があるので、日本でもすぐに公園へ導入して無料開放という流れになるかはまだ課題があると思う。モジュラー・パンプトラック はスポーツのための施設であり、当然リスクを伴う。それを前提として公園に設置して開放できるかどうかはスポーツに対する考え方が如実に現れる。この事業を開始してから約4年強になるが、少しづつ前進していると感じる。

最後に面白い動画を紹介しよう。スイスでは自転車が文化として根付いている。ある日突然学校にパンプトラック を黙っておいたらどうなるだろうか?と言う企画だ。この企画がとても好評だったのか、現在学校を管轄する省庁(日本だと文科省)が予算をとってモジュラー・パンプトラック と輸送手段を確保して、スイス中の学校にリクエストをとって無料で順番に巡っているとのこと。子供にはいいこと間違いないと思う。

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