ヴィアフェラータ

ヴィアフェラータ

発祥はイタリア、軍事目的だった

ヴィアフェラータ(Via ferrata)という言葉は日本ではあまり馴染みがないかもしれない。第二次大戦中に、イタリアで岩山にブリッジやハシゴを設置し安全に移動できるようにした登山コースが発祥だ。戦時中なので軍事目的だったそうだが、現在ではそれがレジャー用に姿を変えて発展してきている。特にヨーロッパが人気だったが、少しづつ世界各地に広がってきている。岩壁に設置するものなのでどこでもできるものではないことから、その数はそんなに多くない。

Via Ferrata NZ

わかりやすく説明すると、エキスパートのロッククライマーじゃないと登れない岩壁を誰でも登れるように補助具を取り付けたものだ。一見難しそうに見えるが見た目ほどではない。

Via Ferrata NZ

ヨーロッパ、特にフランス、イタリアでは人気だ。

Via Ferrata France

日本でも可能性はある

Via Ferrataは無料で解放されている岩場で利用者は自分の道具で登っていくというスタイルが多かったが、安全管理が難しく事故も多かったと聞く。そこで最近は有料でガイドと用具レンタルも含めたアウトドアアクティビティとして整備されているケースも増えてきた。ジップラインを併設して高いレベルのホスピタリティと安全管理を提供する事業者も出現してきた。今後の発展が期待できる分野である。

日本でもジップラインが評価を得たということは確実に需要はあると感じる。課題は場所の選定だろう。昨年度、ある国立公園で仮に設置し実証実験を行った。今後も試行錯誤を重ねながら日本ならではのヴィアフェラータを作ってみたい。ただし適したところはあるが、ほとんどのところがアクセスするのに大変なところばかりだ。

国立公園ヴィアフェラータ実証実験(東北)

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